2010-11-30

奥多摩の酒

日曜日、
下痢と嘔吐の為に、
紅葉を見そこなった嫁のかねてからの希望で、
奥多摩の酒、
澤乃井でお馴染みの小澤酒造へ。
JR青梅線沢井駅で降りまして、
3分程で到着です。
小澤酒造の敷地から地下通路を通って、
青梅街道を渡りますと、
豆腐と湯葉料理のままごと屋、
オープンガーデンの澤乃井園、
その前を多摩川が流れています。

澤乃井園の売店で、
15時からの酒蔵見学予約券をいただいて、
御獄渓谷へと続く遊歩道を散策しました。
1時間近く紅葉狩りを楽しんだ後、
いよいよ酒蔵見学です。
1日4回(11時13時14時15時)、
定員1回30名でインターネット予約もできるそうです。

小澤酒造の方に案内されて、
酒蔵の中を見学させていただきましたが、
タンクが並んでいるだけなので、
いまいち盛り上がりにかけます。

ですが、
無料試飲になって目が覚めました。
冬季限定「しぼりたて」という、
フルーティーな辛口を呑ませていただきましたが、
なかなかです。

ぐい呑みで1杯だけ、
タダ酒呑ましてもらって、
あとは澤乃井園の2階にある、
有料試飲処で呑み直しです。
1杯200円~500円、
もれなく澤乃井ロゴ入りぐい呑みがもらえます。
おかわりはすべて100円引きだそうです。
わたしは200円の「辛口」をいただきました。
これもなかなかでした。
燗酒にしたら最高でしょうが、
さすがに燗はやっていないようですね。

この有料試飲処は、
山帰りの爺さんたちの憩いの場になっているようで、
続々とやってきます。

まあ、
千円も呑めばもう、
ベロベロです。

イワモケ

2010-11-28

大栖峠~三室山

今週はまた、
ひとり修行僧遊びに戻りまして、
大栖峠を起点に、
御岳山→日の出山→三室山と、
南側の尾根道を横断してみようと思います。
休憩なしで約6時間のコースです。

JR青梅線の鳩ノ巣駅で降りて、
紅葉の鳩ノ巣渓谷を見下ろしながら雲仙橋を渡って、
30分程歩きますと、
越沢パレスキャンプ場の分岐点を大栖峠方面へ、
あとはひたすら登り続けます。
奥多摩デビューの夏、
軽い気持ちでこの大栖峠越えを試みましたが、
あまりの急勾配に息が上がり、
なんとか峠には到着したものの、
膝が大笑いしちゃって、
来た道をまた引き返すという、
奥多摩に打ちのめされたあの夏の日。

今回あの大栖峠に再チャレンジしましたが、
すんなり40分程で峠を越えることが出来ました。

大栖峠のベンチには先客たちがいて、
ひとつも空きがなかったので、
そのまま御岳山へと向かいます。
大汗かいたTシャツを着替えたいのですが、
歩いても歩いてもベンチがありません。
しかたなく道の途中でリュックを下ろして着替えましたが、
寒い寒い。
日中だというのに息が白いんですから。

途中、
大きなリュックを背負った集団と挨拶を交わし、
細い尾根道では別の集団がわたしを先に通す為に、
立ち止まってくれています。
挨拶を交わしながら恐縮して先を急ぎます。

鳩ノ巣駅を出てから2時間程で御獄山に到着しました。
長い石段はちょっと勘弁ですから、
御獄神社を素通りしまして、
楽しそうな商店街を抜けて日の出山へと向かいます。

夏ならのんびり歩いても平気ですけど、
この季節、
2時間程早く暗くなります。
まだまだ先は長いですから急ぎましょう。

御獄山から日の出山へと、
じわじわと登りが続きます。
峠越えのダメージを太股に感じつつ、
ゆっくりゆっくり丁寧に登り続けて日の出山頂上です。
日の出山は今日も大にぎわい、
本当に人気の山ですね。
ベンチに腰掛けて汗を拭い、
水分補給をして、
ひと息ついて気づいた。
鳩ノ巣駅を出てから約3時間、
一度も腰を下ろして休憩していなかった。
奥多摩に打ちのめされた、
あの夏の日から早3ヶ月。
すっかり俺の身体は山歩きに順応しているッ。
健脚ってぁぁ素敵ッ。
山ってぁぁ楽しいッ。

大きく深呼吸して、
マイナスイオンを血管の中へと染み込ませながら、
三室山を目指して更に尾根道を進みます。
あとは以前経験した「とりあえず三室山」ですから、
ずっと下り続けます。

梅野木峠を抜けて、
三室山の山頂にも立ち寄って、
梅郷ゴルフ場を横目にしながら、
下山しました。

鳩ノ巣駅を出てから4時間と少々。
少し急ぎすぎたようで、
膝裏の腱が痛いです。

山を下りながらずっと考えていたのですが、
日の出山の山荘前に停められていた車、
どっから登ったんでしょう?
日の出山頂上まで、
車道なんてないはずなんですが。
地図を何度見直してもそれらしい道はないし、
ほんと不思議です。

とぼとぼと多摩川を渡って、
JR青梅線の日向和田駅から150円で帰りました。
鳩ノ巣、古里、川井、御獄、沢井、軍畑、二俣尾、石神前、日向和田の9駅横断でした。

イワモケ

2010-11-22

奥多摩むかしみち

彼にはじめて会ったのは2001年の夏でしたから、
あれからもう9年になりますか。
わたしが1年だけ住んだ山口県のトある島に、
父であるプロデューサーE氏に連れられて、
遙々東京から遊びにやって来たのでした。

あのちっちゃいのが、
いつのまにか中3です。

その中3が先日、
彼女と高尾山に行きまして、
山歩きの楽しさに目覚めたそうです。

中3の下に中1と小5の弟が2人いまして、
今回E氏の依頼を受け、
兄弟3人と彼女ひとりを引き連れまして、
秋の奥多摩を満喫してもらうべく、
観光ガイド役を勤めさせて頂くことになりました、
山モケと申します、
どうぞよろしく。

E氏とは昔、
調布から新潟は糸魚川までのバカチャリ旅行をしましたが、
最近は膝の状態が芳しくないので、
山を登るのは無理だということです。

当初はバスとケーブルカーで御獄山まで行き、
子どもたちだけを引き連れて、
日の出山でも往復しようかと思いましたが、
これじゃあどうにも面白くないから、
終点の奥多摩駅まで行き、
奥多摩湖を目指して、
割合平坦な「奥多摩むかしみち」を歩くことにしました。

とは言え、
全部歩きますと4時間はかかるコースなので、
短縮版の2時間コースを楽しむことにします。

さて、
当日の日曜日。
昨晩ディナーでいただいた、
インドレストランのカレーがいけなかったのか、
早朝から嫁が下痢と嘔吐です。
わたしも一緒に食べましたが、
こちらは別段問題ありません。
なんなんでしょう?
原因不明ですが、
うちで養生しててもらうしかありません。

というわけで嫁を置き去りにして、
わたしが住む最寄り駅でもってE氏御一行様と合流しまして、
乗って来た車は田舎値段の駐車場に入れ、
出発です。

E氏に教えられた、
「イワモケ」という響きが面白いらしく、
「イワモケ、イワモケ」と、
子供たちに連呼されながら電車に乗りまして、
奥多摩に向かいました。

青梅駅から奥多摩駅まで、
ドアの開閉は押しボタン式です。
東京23区から来た子供たちには当然それが珍しく、
興味津々の様子でした。

E氏のうんこ待ちやらなんやらで、
奥多摩駅に到着したのが、
お昼近くになってしまいましたから、
駅前で軽食と飲料水とを各自購入しまして、
12時25分発のすし詰め状態のバスに乗り込み、
15分程で境橋というバス停に到着して、
途中下車しました。

バスを降りた橋の下には、
絵に描いたような渓谷が広がっています。
子どもたちは「すごいすごい」と大喜びしながら、
各自のデジカメで撮影大会です。
実はわたし、
「奥多摩むかしみち」は初体験で、
山と高原地図と現地の道しるべが頼りです。
まずは白髭神社を目指して歩くはずなのですが、
「白髭神社こちら」的な道しるべがなにもなく、
しかたなく全長359メートルの白髭トンネルを抜けて、
「むかしみち」に入ることにしました。

帰ってから調べてわかりましたが、
白髭トンネル脇の道をのぼれば「むかしみち」に合流でき、
白髭神社に立ち寄ることも出来たようです。

まあ、
なにはともあれ、
無事「むかしみち」に入ることが出来ましたので、
あとは道しるべ通り歩き続けるだけです。

この「むかしみち」というのは、
新しい青梅街道ができたために、
すっかり交通がとだえた旧青梅街道のことです。
江戸と甲州とをむすぶ道で、
甲州街道に対して、
甲州裏街道とも言われていたそうです。

紅葉した山々を見ながら歩き出しますと、
子どもたちから、
「イワモケ、歩くのはや過ぎ」
というクレームです。
やっぱり子どものペースじゃあ、
2時間は無理だなとあきらめて、
少し歩いては振り向いて待つ作戦に変更します。

ひとり山歩きばかりやっていますと、
どんどんペースが早くなりますから、
たまにはこんなのんびりペースも良いものです。

惣岳渓谷の深い谷に渡されている、
しだくら橋と言う吊り橋を恐る恐る渡ります。
確かに「5人以上禁止」ということだけあって、
揺れ方がリアルに恐ろしいのですが、
子どもたちは飛んだり跳ねたりの大はしゃぎでした。
吊り橋を渡ったところでレジャーシートを広げて、
軽食タイムです。

歩いていると汗ばむくらいの陽気ですが、
座り込むと急に寒くなります。
あまり長く休んでいると風邪を引きそうなので、
出発します。

縁結びの地蔵尊とか、
馬の水のみ場とか、
むし歯地蔵尊とか、
各所に説明看板があり、
それを毎回小5くんが大声で読みます。
読めない漢字は適当に読むから意味不明ですけどね。

国道411号の中山トンネル脇から、
舗装された道路が山道にかわりました。
1時間以上歩き続けた後の山道、
E氏を気づかいながらゆっくりと登り続けますと、
中山集落です。

中1くん、
昨日スクワットを100回やったせいで、
太股が痛くて、
E氏が持参した登山用の杖を手放しません。
小5も中3もその彼女もペースがどんどん落ちて、
「イワモケ、あと何分?」を連発しています。
山道と格闘すること約30分、
奥多摩湖を一望できる場所に、
青目不動堂という休憩場があり、
食事もできるようなので、
ここで遅い昼食をいただくことにしました。

うどんはあとひと玉、
そばはあと5玉、
白米のおにぎりはあとふたつ。
焼き餅は割とあるそうです。
とにかくあるものを全部注文しまして、
大人たちは、
とりあえずビールで乾杯です。

まあ、
小一時間休憩して、
あたりもすっかり薄ぼんやりしてきましたから、
最後の力を振り絞って下山です。

坂を下りきると国道に出て、
西東京バスの水根バス停に着きました。
タイミング良く時刻表にない臨時バスがやって来て、
それに乗り込んだら、
すいすい15分程で奥多摩駅到着です。

奥多摩駅の公衆トイレで小便などをして、
発車まであと3分の電車に乗り込んだ、
までは良かったけれど、
3兄弟が例の開閉ボタンで遊びだして、
ホームに中3と小5とを置き去りにして、
静かに電車が走り出してしまった。

結局、
次の白丸駅で降りて、
待つこと20分。
やっと合流して、
全員電車で爆睡してたら、
あっという間に青梅駅。

青梅からふた駅、
朝乗ったわたしの最寄り駅で降りて、
駅前にある温泉にたち寄って、
温泉内にある食事処で夕食をいただいて解散です。

駐車場でお見送りをして、
家に戻ったらもうぐったり。
嫁の健康状態も回復したようで、
安心して爆睡しました。

イワモケ

E氏のビールは、
サウナですっかりぬけましたので、
飲酒運転ではありません。
あしからず。

2010-10-24

天狗岩~赤ぼっこ

日曜日の方が晴れると聞いていたのに、
天気予報がかわって、
あやしい天気になってしまい、
今週の山行きはよそうかとも思いましたが、
やっぱりそれも淋しいので、
1番の近場コースを試してみることにしました。
JR青梅線宮ノ平駅で降りて、
多摩川に架かる和田橋を渡って、
吉野街道に出て梅ヶ谷峠分岐の交差点を左に折れて、
「天狗岩方面」の道標を左に入りますと、
そこはもう、
鳥の声しか聞こえない山の世界です。
いきなり「スズメバチ注意」の看板があり、
警戒しながら進みますと今度は、
「発砲危険」の看板。
嘘でしょ?と思いつつ、
銃声に注意しながら進み続けますと、
肩から猟銃を下げた壮年男性と遭遇。

「撃ってるんですか?」
「うん、猪ね」
長野県訛でした。
1時間近くのぼり続けて天狗岩(標高350メートル)ピークへ。
西の方には長閑な吉野梅郷が広がって見えます。
3人組の先客山ガールがいた為、
汗で濡れたTシャツを着替えるのを断念して、
赤ぼっこ(標高410メートル)へ向かうことにしました。
赤土の丘を地元の言葉で赤ぼっこで赤ぼっこだそうです。

途中でまた、
肩から猟銃を下げた老年男性と遭遇。
ほんとうに猪いるのかな?
山に入ってから銃声1発も聞いてないし。
天狗岩分岐まで戻って、
5分程で赤ぼっこの分岐に出まして、
主尾根道から100メートルも入ると赤ぼっこ山頂です。
東の方が開けて青梅市街地が見えます。
2組のハイカーさんがご休憩されていましたが、
こちらのベンチで濡れたTシャツを着替えさせて頂きました。
主尾根道に戻り、
薮に埋もれた小さな馬頭観音を見ると、
すぐ先が馬引沢峠でした。
南側に金網が張ってあって、
立入禁止の看板が目につきますが、
金網の向こうに広がるのは多摩25市1町がお世話になっている、
二ツ塚廃棄物最終処分場だそうです。

金網に沿ってさらに東に行くと旧二つ塚峠に出まして、
そこから標識にしたがって沢沿いの道を下って、
民家の横を通って長渕七丁目に出ました。

一般的にはここから都バスで青梅駅に出ますが、
わたしは近所だから歩いて帰ることにしました。
それにしてもやっぱり、
1発の銃声も聞こえなかったです。
どこにもいなかったんでしょうね?
猪。

イワモケ

長野訛 あずさ2号の 狩人かな。

2010-10-18

着信音サザエです

何度ものりかえ損なって、
買い換えようと最新機種とか、
触ったりもするんですけど、
どうもしっくりこない。これ、
東芝製のボーダフォンでして、
買った当時東芝のサイトから無料で、
サザエさん着信音をいっぱいもらいましたが、
音データにコピープロテクトがしてあって、
別の携帯に移植できないんです。

サザエさん着信音は実に軽快で、
「はいはい、出ます出ますよ、いま出ます」
てなかんじで、
呼び出し音にぴったしなんですけどね。
当時ダウンロードしたサイトも見あたらないし、
サザエさんのサントラも新しくなるわで、
やっぱり捨てられない。

このサザエさん問題が1番のネックで、
未だ時代遅れのボーダフォンを使っている次第です。

イワモケ

それにしてもそろそろ、
買い換えなきゃですね。

2010-10-17

林家彦六

林家三平の死去にともない、
八代目林家正蔵を海老名家に返上した、
稲荷町の師匠です。

志ん生だ、
圓生だ、
小さんだと、
色んなひとが色んなことを言いますが、
CDで落語を聞くとなりますてえと、
どうも林家彦六を聞いてしまいます。

落語の方は正蔵ですから、
怪談噺や人情噺が中心で、
笑えないのは当然ですけど。

「ぞろぞろ」「唖の釣り」「化物使い」「穴泥」「あたま山」
なんてえ軽く笑える噺もやられます。
笑える噺もやられますけども、
どうしたことか怪談噺人情噺同様、
ひとつも笑えない。

笑えない落語が面白いというのもヘンなハナシですが、
名人というのは紙一重。
お経を聞いてるみたく、
段々と気持ちよくなってゆくんですね。

一生懸命精進致しますてえと、
林家彦六でくすくす笑えるようになってまります。

図書館なんかにありますから、
お試しあれ。
最初は絶対に笑えませんけども。

イワモケ

美人3日で飽き、
不細工3日で慣れ、
ですな。

とりあえず三室山

JR青梅線の日向和田駅で下車して、
梅の公園入口前を流れる吉野川に沿って歩き、
梅郷ゴルフ場入口脇から三室山(標高647メートル)へ登山開始。
半袖半ズボンじゃあ、
ちょっと寒いかと思ったけど、
約1時間ほど登り続けて、
山頂に到着した頃には汗びっしょり。
気持ち悪いので、
Tシャツとタオルとを取っ替えて、
このまま日の出山(標高902メートル)に出てみよっかなと歩き出す。
日の出山から御岳山に出るもよし、
つるつる温泉まで下って温泉に入るもよし、
また逆戻りして愛宕山をぬけて二俣尾駅から帰るもよし。
「車の騒音がない世界って幸せだなあ」とひとりつぶやきながら、
梅野木峠を越えて、
徐々に登り坂となり、
最後は心臓破りの長い階段をぬけて山頂に到着。
さすがに日の出山は人気があります。
御岳山から登って来た山ガールたちとか、
中年グループとか老年グルーブとかで山頂は混み合っていました。
こんなに大勢の方々とケーブルカーとかバスとか、
御一緒するのは嫌なので、
来た道を引き返して二俣尾駅から帰ることにします。
同じ道でも登りと下りじゃあ大違い。
さくさく下ってあっという間に三室山と愛宕山の分岐点。
↑奥ノ院から愛宕神社へと下ってゆくのですが、
修験者の道ってんでしょうか、
それはそれは険しい道でした。
↑愛宕神社の神橋を渡るといつもの車社会に逆戻り。
今日は5時間歩き続けたので、
さすがに膝が大笑い。

イワモケ

とりあえず ビール枝豆 みむろやま

2010-10-15

老眼と動体視力

わたしもそうですけど、
周りのプロデューサーさんとか、
クライアントさんとか、
みなさん仲良く老眼だったりします。

映像を生業として生きる者として、
この老眼問題は実に厄介なんです。

最近のテレビコマーシャルなんか見ていますと、
カッティング尺とかテンポとか、
異様に遅くなっていると感じませんでしょうか?

これはきっと、
映像業界の高齢化がすっかり進み、
皆さん仲良く老眼になってしまったせいだと、
勝手に推測しておりますが。

本来映像はもっと刺激的で、
考えるより先に直接脳にぶち刺さるから凄いンです。
このまま老眼映像がはびこれば、
映像は確実に刺激のないものとなるでしょう。

イワモケ

ぶちぎれた えいぞうつくれ パンクだろ?

2010-10-13

田舎の図書館

今年のはじめ、
所有していたすべての本を処分した為、
引っ越しが本当にラクでした。

本は図書館で借りる、
払った税金を回収する方法はこれしかないと思いまして、
本を買わないよう努力を続けております。

ロベール・ブレッソン監督「少女ムシェット」「たぶん悪魔が」「田舎司祭の日記」、アンドレイ・タルコフスキー監督「アンドレイ・ルブリョフ」「惑星ソラリス」、アラン・レネ監督「夜と霧」「戦争は終った」、セルゲイ・エイゼンシュテイン監督「メキシコ万歳」「戦艦ポチョムキン」、スタンリー・キューブリック監督「突撃」「スパルタカス」「時計じかけのオレンジ」「シャイニング」「バリーリンドン」「2001年宇宙の旅」、チェン・カイコー監督、「花の生涯~梅蘭芳」「さらば、わが愛」、川島雄三監督「洲崎パラダイス赤信号」「風船」「愛のお荷物」「わが町」「幕末太陽傳」、今村昌平監督「ええじゃないか」「豚と軍艦」「復讐するは我にあり」、溝口健二監督「赤線地帯」「新・平家物語」「楊貴妃」「近松物語」「祇園囃子」「雨月物語」「お遊さま」「噂の女」、小津安二郎監督「早春」「お早よう」「晩春」「麥秋」「東京物語」「彼岸花」「秋刀魚の味」、山中貞雄監督「丹下左膳余話/百萬両の壺」「河内山宗俊」
↑2階~4階が中央図書館、5階~6階が温泉施設。

これは青梅中央図書館DVDコレクションの一例です。
本の所有は八王子に負けますが、DVDは23区にも負けません。

東京都公立図書館横断検索
東京23区及び、
東京都下の公立図書館蔵書を一斉詮索できるサイトです。
図書館は引っ越し先選びの重要なポイントです?
わたしの場合はコンビニより大切かも知れません。

イワモケ

としくって ほんすてるのは おおしごと

2010-10-12

山モケ

10年ほど前、
山の会を主催しまして、
初回は10名前後の参加者があってたのですが、
回を重ねるごとに人が集まらなくなって、
4回で自然消滅しました。

高尾山からはじめて御嶽山、
金時山ともうひとつ神奈川方面に行ったけど、
思い出せません。

あれから10年、
すっかり山のことなんか忘れて暮らしておりましたが、
まさかまた、
こんなに夢中になるとはです。

奥多摩の山々をひと通り登り終わって、
皆さんにガイドできるようになりましたら、
挫折した山モケを復活せてみましょうかしら?
奥多摩専門ですけど。

週末、
奥多摩に行くと、
日本は7割を森林が占める森林国なんだなあと実感します。
残りの3割にむりくり住んでるンだもん、
そりゃあ家賃が高くなるわけだわさ。

イワモケ
やまのぼり すこやかになる くすりかな

2010-10-11

雷電山から青梅丘陵へ

軍畑駅で、
山と高原地図を忘れたことに気づく。
駅前に設置された地図でコース確認して出発。
高水三山の帰りに歩いた平溝川沿いの車道を歩き、
平溝橋で高水三山への道を分けて、
そのまま直進する。
約20分ほど歩き続けると、
青梅丘陵入口の道標がある。
登山道は最初から階段道の急登だけど、
整備されていて登りやすい。
30分ほどで雷電山頂上(標高494メートル)に到着。
やっぱりこんくらいの高さの山はらくちんだな。
このコース、
登山道が整備されていて歩きやすいから、
うちの嫁も頑張れば歩けるかも知れないなあ。
ほんとうに気持ちいい、
山はいいよ山は。
気分良く歩き続けると、
青梅丘陵ハイキングコースに入って、
あとはスタスタらくちんちんで、
あっという間に青梅鉄道公園。
4時間半のコースを3時間で歩いてしまった。

イワモケ
紅葉の頃、
嫁連れて、
また来てみよッおっとどっこい。

2010-10-05

夜行バス、西へ

広島サンモールの社長であり、
プローバの社長でもある、
平本社長が9月29日午後9時30分、
心不全により永眠されました。

9月29日といえば、
あたしごとではありますが、
入籍した日でありまして、
奇しくも結婚記念日と社長の命日が、
一緒になってしまいました。

似合わない結婚なんかするから、
こんなことになってしまったのでしょうか、
本当にお元気そうだったので、
まさかまさかです。

1994年だったと思いますが、
ある友人の紹介で広島にあるサンモールという、
ファッションビルのCMをという依頼を受けまして、
フルCGでヘンなハゲオヤジキャラを、
作ったように記憶しています。

あれから16年、
なによりもロングランな仕事になってしまいました。
これもひとえに、
サンモールの方々の、
超攻撃体質のたまものだと思います。
企画を3つ出せば、
必ず1番ヘンなものを選ぶ、
それがサンモールです。

10月4日の午前11時から社長の告別式があり、
酒も煙草もやらない社長でしたが、
東京や広島で何度も何度も食事をしましたし、
その都度こちらは酔っ払って暴言を吐き、
ご迷惑をおかけしましたから、
どーしても行かなきゃいけないけど、
青梅に越したものですから、
朝1番の新幹線に乗れないから、
夜行高速バスというヤツで広島に行くことにしたのです。

調べましたらば、
いろんな広島行きがあり、
値段も走行時間もバラバラでしたが、
安いバスはもう、
全てソールドアウトなもんですから、
仕方なく1番高いが3列シートで走行時間の1番短い、
JRバスのチケットをコンビニの端末で買い、
3日の21時、
東京駅は八重洲南口からバスに乗り込み、
10時間と30分のバスの旅が始まりました。

車内はほぼ満席状態で、
遅く予約したあたしの席は、
3列シートの真ん中です。
両脇は60を過ぎているだろう、
男性ふたりでした。

途中、
足柄インターで1度だけ休憩した後、
車内にある全ての窓はカーテンで覆われ、
「消灯しまーす」のアナウンスと共に、
完全消灯で寝るしかない状態にされ、
仕方なく寝ました。

昔はまあ、
ビールをがぶがぶ飲んで、
ぐっすりなんて調子だったんでしょうが、
今はほら、
公共の場所で臭いものはなしよ的な世の中ですから、
あたしを含め、
だれひとりビールなんか飲む輩などいません。

決して快適なバスの旅とは言えませんでしたが、
なんとか広島駅新幹線口に7時30分頃、
到着しました。

碓井さんという、
もともと16年前に、
サンモールのCMをあたしにとふってきた張本人で、
元はサブロー広告という広島にある広告代理店にいて、
その後、
平本社長のバックアップもあって独立した方ですが、
その碓井さんが駅まで迎えに来てくれて、
35年ローンで買ったらしい、
とても素敵なマンションで着替えをさせてもらいました。

碓井さんは告別式の手伝いで先に出ていかれたので、
あたしと喪服の奥さんとふたりっきりです。

奥さん手作りの朝食をご馳走になり、
食後の珈琲をいただき、
風呂場に取り付けられた自慢のテレビが来年夏、
アナログテレビ終了で見られなくなると、
喪服の奥さんは嘆いておられました。

そうとこうと、
いろんな世間話をして和んできたところで、
受付が大変だから早く来んしゃいと、
碓井さんから電話があり、
予定より早くタクシーで平安祭典という葬儀場へ向かいました。

これは帰りのタクシー運転手に聞いた話ですが、
ここは、
あの木村拓也元選手の告別式が行われた会場だそうです。

早く着きすぎたあたしは、
立派な祭壇に飾られた社長の遺影を眺めていました。
67歳は早すぎるのか、
人1倍健康に気をつけて、
酒も煙草やらないのに、
ほんとうに元気そうだったのに、
これは生前葬じゃないのかしら?
ひょいと本人が後ろから現れるンじゃないのかしら?

11時近くになるとどんどん参列者が増え、
用意した椅子では足りず、
出入口付近は立ち見の方々でごったがえしています。
ここ4年ほど、
サンモールキャラクターをお願いしている、
スージー甘金先生、
6時の始発新幹線で広島入りして、
無事合流です。

社長とも4度ほど食事をしていますし、
訃報を受けて迷わず新幹線を予約したそうです。
スージーさんはあたしよりちょっと上の世代、
さすがに義理人情の厚みが違います。

厳かに告別式は進み、
出棺して、
散会となりまして、
碓井さんはまだ片づけがあるということで、
スージーさんとふたりタクシーで、
いつも作業をしているCGルームに立ち寄って、
着替えをさせてもらい、
路面電車で広島駅に移動して、
スージーさんの予約した新幹線、
その隣の席に座りたいと、
みどりの窓口て頼んでみましたら、
なんなく席が取れました。

広島駅構内にあるみっちゃんという広島焼きの店で、
ビールと広島焼きとで腹を満たし、
スージーさんはみっちゃんの、
常温8時間電子レンジでチンお好みを買って、
お会計を済ましてくれました。

これは先程あたしがタクシー代を払ったので、
そのお返しにということでしたが、
ちょっとおごられすぎたので、
今度はあたしが珈琲をご馳走しますと、
新幹線改札近くの珈琲ステーションでお茶しまして、
その後、
新幹線に乗り込んだ次第です。

車中でまた、
くだんない話を延々と新横浜までの4時間弱、
繰り広げましたが、
だらだらと話が長くなってしまいましたので、
オミットします。

平本社長のご冥福をお祈りして、
毎年9月29日には結婚記念日のケーキを買って、
ロウソクに火を灯しまして、
社長のことを思い出すことでしょう。

イワモケ

しゃちょッ!

2010-10-03

関東八十八ヶ所第72番

小太りの嫁は奥多摩の険しい山には、
小太りだから登れませんから、
うちから歩いて3キロ弱のところにある、
塩船観音寺に連れて参りました。
おおむねクリスチャンなので、
賽銭は投げませんが、
重要文化財の本堂や巨大な平和観音など、
なかなか楽しい散策でした。
ひとり山遊びばかりしていると、
申し訳ないから、
たまにはゆるい散策もよろしいでしょう。
毎年5月のつつじ祭りン時は特に美しいそうで、
茶屋に飾られたポスターを見ながら、
団子をいただいて帰りました。

イワモケ

観音さま どこを見てるの? 眼が糸目

2010-09-30

結婚しました

先の離婚から早20年、
もう2度と結婚なんかしまいと、
思い続けてまいりましたが、
捜索願とか、
埋火葬許可証とか、
2等親以内の親族じゃないとダメですから、
お互いのもしもしの時の為に、
内縁者から夫婦、
ということになりました。

イワモケ

おめでとう 年甲斐もなく 新婚かな

2010-09-26

奥多摩富士

本仁田山は日原から見ると円錐形にも見えるから、
奥多富士とも呼ばれているそうです。

奥多摩駅→50分→安寺沢集落→20分→大休場尾根末端→2時間→本仁田山(標高1225メートル)→15分→コブタカ山→50分→大根ノ山ノ神→40分→鳩ノ巣駅という、
約4時間のコースを試してみることにしまた。

青梅線の終点、
奥多摩駅前を右へ行き、
日原川に架かる氷川橋を渡ってその先ですぐに右折して、
もう1度日原川を渡り返して、
ワサビ田の角に立っている道標に従って、
急斜面の山腹を登る。
登れども登れども急斜面が延々と続く。
しくじったッ、
こりゃ地獄の千本ノックだッ。
急斜面と格闘すること約90分、
ようやく本仁田山頂が見える。
山頂付近で総勢10名近いお年寄り集団が下りてくる。
道が細いので、
休憩しながら道をあけて待つ。
隊長らしき男性が質問をしてきたので、
ここまで登ってきた道の険しさを説明。
お年寄り女子たちは、
「道が違う、2年前と道が違う」
としきりに訴えている。
「お気をつけて」と隊長に声を掛けて、
お年寄り集団を見送る。
まあ、
適当に心配しつつ本仁田山頂に到着。
大汗かいたTシャツ着替えて、
しばし休憩するも、
夕方から雨がふるらしいので、
早々に下山開始。

しかし膝が大笑いよ。
あのお年寄り集団、
2、3人転げ落ちてンじゃないかい?
などとまた適当に心配してみる。
今日で2度目の鳩ノ巣駅。
駅のまん前にあるおくたま斎場。

イワモケ

やまのぼり なぜのぼるのか いみふめい

2010-09-18

高水三山

これはもう修行僧あそびです。
ほとんど病みつきです、ひとり山歩き。
青梅から宮ノ平、日向和田、石神前、二俣尾、軍畑、
沢井、御獄、川井、古里、鳩ノ巣、白丸、終点奥多摩。
どの駅で降りても山、渓谷、丘陵コースがあるから、
今日はどの駅で降りようかってかんじです。
御嶽駅→1時間50分→惣岳山→40分→岩茸石山→
40分→高水山→10分→常福院→45分→高源寺→30分→軍畑駅という約5時間のコースを試してみることにしました。
先週、
久々に山歩きをやってみて思い出しました。
のぼりの歩幅は平地歩きの半分、
今日はその50センチよちよち歩きです。
756メートルの惣岳山頂まで登りの連続ですが、
風が涼しくて気持ちいいです。
楽しく登って、
あっという間に惣岳山頂に到着しました。
少し休憩して、
793メートルの岩茸石山頂に向かいます。
長い急な登りがありましたが、
よちよち歩き効果で苦もなく山頂に到着しました。
さすがに3連休の初日、
皇太子殿下御夫妻も2回ほど登ったらしいですから、
人気なんですね、
ここまで通りすがりの「コンチワ」挨拶、
100回近くやりました。
先週は10回程度でしたから、
全然違いますね。
山頂には流行の山ガールがワンサカいましたが、
カメラを向けると逮捕されるのでヤメて、
「爽快、爽快」と口ずさみながら、
さくさく歩いて高水山頂でまたひと休み。
あとは軍畑駅に向かって下りるだけ。
アップダウンはかなり激しいコースだったけど、
岩茸石山頂の見晴らしは絶景だったなあ。
などと振り返りながら山を下りて、
軍畑駅へと向かいました。
↑写真は軍畑駅前にあるセットのようなポスト。
↑今時の無人駅は無人くんです。
ここから160円で帰りました。

イワモケ

5時間モ 健脚オヤジ 3時間