2008-09-25

ラルジャン

1983年公開。
ロベール・ブレッソン監督、最後の映画です。
この後ブレッソンは、「創世記」を撮るつもり。
らしかったのですが、結果的には実現せず。
これが遺作となってしまいました。
しかしこの作品は、ブレッソン映画の集大成とも言える。
最高の仕上がりです。
徹底的に説明を排除された脚本、その皮肉なストーリー運び。
主人公をそこまで突き落とすかと、ある意味唖然とさせられる結末。
わたしはこの監督が大好きなのですが、
日本人にはかなり評判の悪い(理解不能らしい)監督です。
ブレッソン映画のドキドキ感(緊張感)って、
どうしてわかってもらえないのか。
不思議で不思議で、悲しくなります。

イワモケ

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