2010-11-28

大栖峠~三室山

今週はまた、
ひとり修行僧遊びに戻りまして、
大栖峠を起点に、
御岳山→日の出山→三室山と、
南側の尾根道を横断してみようと思います。
休憩なしで約6時間のコースです。

JR青梅線の鳩ノ巣駅で降りて、
紅葉の鳩ノ巣渓谷を見下ろしながら雲仙橋を渡って、
30分程歩きますと、
越沢パレスキャンプ場の分岐点を大栖峠方面へ、
あとはひたすら登り続けます。
奥多摩デビューの夏、
軽い気持ちでこの大栖峠越えを試みましたが、
あまりの急勾配に息が上がり、
なんとか峠には到着したものの、
膝が大笑いしちゃって、
来た道をまた引き返すという、
奥多摩に打ちのめされたあの夏の日。

今回あの大栖峠に再チャレンジしましたが、
すんなり40分程で峠を越えることが出来ました。

大栖峠のベンチには先客たちがいて、
ひとつも空きがなかったので、
そのまま御岳山へと向かいます。
大汗かいたTシャツを着替えたいのですが、
歩いても歩いてもベンチがありません。
しかたなく道の途中でリュックを下ろして着替えましたが、
寒い寒い。
日中だというのに息が白いんですから。

途中、
大きなリュックを背負った集団と挨拶を交わし、
細い尾根道では別の集団がわたしを先に通す為に、
立ち止まってくれています。
挨拶を交わしながら恐縮して先を急ぎます。

鳩ノ巣駅を出てから2時間程で御獄山に到着しました。
長い石段はちょっと勘弁ですから、
御獄神社を素通りしまして、
楽しそうな商店街を抜けて日の出山へと向かいます。

夏ならのんびり歩いても平気ですけど、
この季節、
2時間程早く暗くなります。
まだまだ先は長いですから急ぎましょう。

御獄山から日の出山へと、
じわじわと登りが続きます。
峠越えのダメージを太股に感じつつ、
ゆっくりゆっくり丁寧に登り続けて日の出山頂上です。
日の出山は今日も大にぎわい、
本当に人気の山ですね。
ベンチに腰掛けて汗を拭い、
水分補給をして、
ひと息ついて気づいた。
鳩ノ巣駅を出てから約3時間、
一度も腰を下ろして休憩していなかった。
奥多摩に打ちのめされた、
あの夏の日から早3ヶ月。
すっかり俺の身体は山歩きに順応しているッ。
健脚ってぁぁ素敵ッ。
山ってぁぁ楽しいッ。

大きく深呼吸して、
マイナスイオンを血管の中へと染み込ませながら、
三室山を目指して更に尾根道を進みます。
あとは以前経験した「とりあえず三室山」ですから、
ずっと下り続けます。

梅野木峠を抜けて、
三室山の山頂にも立ち寄って、
梅郷ゴルフ場を横目にしながら、
下山しました。

鳩ノ巣駅を出てから4時間と少々。
少し急ぎすぎたようで、
膝裏の腱が痛いです。

山を下りながらずっと考えていたのですが、
日の出山の山荘前に停められていた車、
どっから登ったんでしょう?
日の出山頂上まで、
車道なんてないはずなんですが。
地図を何度見直してもそれらしい道はないし、
ほんと不思議です。

とぼとぼと多摩川を渡って、
JR青梅線の日向和田駅から150円で帰りました。
鳩ノ巣、古里、川井、御獄、沢井、軍畑、二俣尾、石神前、日向和田の9駅横断でした。

イワモケ

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