2011-04-03

山へ行こう

あの美しい紅葉から4ヶ月。
どうも寒いのは苦手なので、すっかり不精をしましたが。
いよいよ温かくなってまいりまして、山歩きシーズン到来です。
さて、冬の不精で2キロ太っちまった身体。
まずは試運転ということで、
青梅丘陵ハイキングコースから再開しようと思います。
青梅駅を降りまして、
永山公園を抜けて、
青梅丘陵ハイキングコースに入ります。
見晴台でうっすらと見える富士山を眺めた後、
サクサク歩き出します。
三方山(454㍍)の手前で、
迷い犬と遭遇致しました。
なんとも不安げな表情で、
何度も何度もこちらを見返ります。
首輪をしていますから、飼い犬なのでしょう。
はぐれたのか、捨てられたのか。
可哀想にと犬くんに同情しておりますと、
50歳くらいの男性がしゃがんで、
犬くんと戯れ始めました。
「飼い主の方ですか?」
「いえ、違うんですけどね」
しばらくこの男性と、
どうしたものかと立ち話を致しましたが、
どうにもしようがないから、
さようならとお別れを致しまして。
「お前どうする?一緒に来るか?」
と男性に優しく尋ねられれば犬くん、
しっぽを振って男性の後を付いて行きましたので、
とりあえずは良かったと安心して、
先を急ぐことにします。

迷い犬
餌をくれれば
どこへでも

辛垣城趾の高台を抜けて、
雷電山(494㍍)山頂でひと休み。
ここから軍畑駅に下りて帰るのが一般的なコースですが、
さてどうしたものか。
試運転ということで、
ラクなコースを選んだのは確かなのですが、
これじゃあどうも物足りない。
ということで一旦、
舗装された榎峠へ出て。
高源寺を右手に見まして高水山(759㍍)を目指します。
登り口斜面の木々が大量に伐採されていまして、
階段(登山道)の材料に加工されておりました。
所々階段が新しくなっていて、登り易いです。
おそらくこの作業、
森林ボランティアの皆様によるものだと思われます。
ありがとうございますと感謝して、
1歩1歩登ってまいりますと、
左足の膝裏に違和感です。
やっぱり身体が左に傾いているのだなと実感しつつ、
なんとか高水山頂に到着しました。
利き手が右なので、
どうしても右肩上がりでデスクワークしがちです。
必然的に身体が左に傾いて、
左膝が痛くなる。
ACのテレビコマーシャルで、
有名人たちがプラカードを持って台詞を喋るヤツね。
有名人の皆さんの大半が、
プラカードが水平に持てず、
どちらかに曲がっています。
ついうっかりすると人間の身体はどちらかに曲がるのですねと、
痛感させられるコマーシャルです。
これがその、
山は身体が曲がっていると転ぶから、
山歩きを続けると自然と矯正されることを去年実感しました。
ここから毎週歩いて傾きを矯正しようと決意しつつ、
あんまり左膝が痛いものだから、
岩茸石山(793㍍)に登るのを諦めて、
惣岳山(756㍍)を抜けて御岳駅へと向かいます。
本当は忍者下りでもって、ガンガン下れるのに。
今日は左膝が痛くて爺さん歩きだ。
それにしてもこの高水三山、
勾配がきつくて道悪ときたもんで。
今回2回目ですが、また印象が違う。
ある意味病み付きになる要素が多分にあるコースです。
だから人気があるのでしょうね。
青梅丘陵ハイキングコースを出発して6時間と30分、
ようやく御岳駅に着いた。
なんだか知らないけれど、
御岳駅には地元の人しかいない。
そういえば人気の高水三山もスカスカでした。
あの山ガールたちは何処へ?
山バブルは呆気なく弾けちまったのか?
あー、疲れた。
今日は膝が笑うどころか、膝が泣いている。
6時間コースは身体が慣れるまで、しばらく控えよう。

イワモケ

無理するな ゆっくり歩いて 楽しもう

青梅駅→永山公園→青梅丘陵ハイキングコース→矢倉台→三方山(454㍍)→辛垣城趾→雷電山(494㍍)→榎峠→高源寺→高水山(759㍍)→岩茸石山(793㍍)→惣岳山(756㍍)→御岳駅

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