2011-04-24

奥多摩駅~御前山~奥多摩湖

今日は御前山(1405㍍)に挑戦したいと思います。
JR青梅線の終点、奥多摩駅で降ります。
駅前交番先の三つ又交差点を直進して、
昭和橋を渡って多摩川を越えます。
道標に従って、愛宕山へ向かう登山道へ入ります。
いきなり187段の急な石段ですが、
急勾配に加えて、石段の縦幅が異様に短いです。
足を踏み外しそうで、ほんと恐ろしいです。
手すりにつかまりながら、ヨチヨチ登ります。
これ、下りはもっと恐ろしいでしょうね。
ひとりふたりと死んでませんか、この石段。
まあ、ヨチヨチ187段でもって愛宕神社に到着です。
神社脇を抜けて、そのまま進みますと神社の表門に出ます。
鳥居を潜りまして、鋸山へと向かいます。
何ヶ所か鉄製のハシゴがあったりして、
危険ですけど楽しいっス。
御岳山ケーブルカー組でしょうか、
下る人々とひっきりなしにすれ違います。
御岳山、大岳山、鋸山と抜けて来たのでしょうね。
そちらのコースも1度試したいものですが、
今日は御前山を目指します。
なかなか面白い登りを楽しんで、ニヤニヤしています。
ドSのわたしにも、Mっ気が出て来たんでしょうか。
厳しい登りで鍛えられるの、楽しくなってきちゃいました。
ふー、たっぷり汗をかいて鋸山頂(1109㍍)に到着です。
見通しのきかない山頂に、ぎっちりの先客です。
休憩するのをあきらめて、先へ進むことにします。
大岳山と御前山の分岐点手前で、
足をつったらしい初老の男性がしゃがみ込んでいました。
同じグルーブの男女が男性を心配していますが、
ここからは進むも地獄、戻るも地獄です。
アーメンと十字を切って、ごめんなすって。
鞘口山(1142㍍)を抜けて、
なんとか御前山頂(1405㍍)に到着。
登り続けて3時間と30分、また左膝が痛み始めました。
どうしたことか、山頂には誰もいません。
山頂にわんさか登山客がいるのもアレですが、
誰もいないのもチト淋しい。
ここから境橋のバス停に下りるか、奥多摩湖まで進むか。
やっぱり奥多摩湖が見たいので、しばらく休憩して出発です。
御前山はカタクリの花で有名だそうで、
所々咲いた花を見かけました。
登山道にはロープが張られて、
カタクリの花は手厚く保護されているようです。
急な下りをどんどん下りますと、
眼下に奥多摩湖が見えてまいりました。
サス沢山(940㍍)を抜けて、
更なる急勾配を下ってゆくと左膝痛くて堪りません。
奥多摩湖側から御前山を目指すと、
この急勾配を登るわけですが、
これはかなりキツイのではないでしょうか。
Mっ気が出て来たといえども、出来れば登りたくないコースです。
山を下りてひと晩ふた晩寝れば、自然と治るわたしの左膝。
だから、ついつい週末になると忘れてまた登る。
だがしかし、今回悟りました。
この左膝は3時間を超えると自然と痛くなる、
カラータイマーのような膝です。
3時間以上、山歩きしちゃあダメということですかね。
折角中級に昇級したのに、もう挫折か。
中級になると、バスとか使わないと行けないところばかりだし。
青梅駅~奥多摩駅、全13駅。
この13駅を降りたり乗ったりする山歩きの方が、気楽でいいやなあ。
来週から3時間コースに戻そう、
左膝が完治するまでは3時間コースにしよう。
痛む左膝をかばって、泣きながら下山です。
どうにかこうにか奥多摩湖に到着しました。
奥多摩駅を出発して5時間と30分、もうへとへとです。
バスの時間を見たら、あと40分もある。
仕方なく小便したり、散策したりして時間をつぶしました。
18時8分、奥多摩駅行きバスがほぼ予定時間通り到着。
バスには、10数人の先客がいました。
奥多摩湖が始発ではなく、更に奥からやって来たのでしょう。
20分程で奥多摩駅しまたが、
夕立でもあったらしくて地面が濡れています。
奥多摩湖にいたお陰で、どうにか雨を避ることが出来たようです。
ふー。

イワモケ

奥多摩駅→愛宕山(499㍍)→鋸山(1109㍍)→鞘口山(1142㍍)→御前山(1405㍍)→惣岳山(1341㍍)→サス沢山(940㍍)→奥多摩湖バス停→奥多摩駅

2011-04-16

鳩ノ巣駅~川苔山~古里駅

さて、
そろそろ初級を卒業して中級に昇級します。
中級の手始めは川苔山(1363㍍)です。
鳩ノ巣駅(JR青梅線)で下りまして、
踏切切を渡って道標通り北側の急坂を登ります。
両側に民家が並んでいますが、
気にせずにどんどん登り続けます。
最上部の正法院近くで道標に従って、
左へ曲がって登山道に入ります。
今日は25℃越えの夏日ですから、
ヤッケをリュックに突っ込んで、
半袖短パンで登っておりますが、
既に大汗かいて汗だくです。
大根ノ山ノ神の分かれ道に到着しました。
ここからは神の領分だそうで、
なるほど急に爽やかな風が吹き抜けて参りまして、生き返ります。
工事中の為、迂回願いますと書かれていますが、
工事区間は元々行く予定のない難路コースですから、
問題なくそのまま大ダワを目指して進みます。
途中で老年グループをひとつ追い越して、軽快に登り続けます。
昨年までは下りの方が断然得意だったのですが、
今年は逆に登りの方が好きかも知れません。
急斜面を下ると、左膝裏が痛くなるようになってしまいました。
これがどうにも改善されなくて、悩んでおります。
1歩1歩丁寧に登り続けまして、なんとか大ダワの分岐に着きました。
舟井戸へと向かう道が2本ありまして、
左が直線的に登る急勾配で悪路、
右がうねりながら登る道です。
当然悪路を避けて右へと進みましたが、
断崖絶壁の心細い道が続きます。
こちらの道の方が整備されていると言うのなら、
急勾配の悪路はどれだけ凄いのかと気になります。
機会があれば1度、試したいものです。
舟井戸の手前で60代とおぼしき女性5、6名と、
40代のガイド役らしい男性が1名。
登山道を塞ぐように、
どっかり腰を下ろして休憩されていました。
「ああ、休憩してるなあ」と思いながら、
そのまま進みますとひとりの女性が登山道のすぐ脇で、
なんの躊躇もなくズボンを下ろしてしゃがみまして、
お尻が丸見え状態です。
と言っても、お婆ちゃんですけど。
強い尿意なのでしょうか、
切迫した事情だったのでしょうか。
それにしてもこの無警戒感はスゴイ。

尻捲り
おしっこすれば
糞も出る

鳩ノ巣駅を出発して2時間と30分、
1歩1歩丁寧に登り続けて、
やっと川苔山頂が見えました。
ふー、1363㍍ってやっぱ高いなあ。
南や西に展望が開けて、
遠くの山々がよく見えます。
山頂には結構な数の先客がおられまして、
なんですか、
携帯バーナーってんでしょうか。
皆さんそんなもんの上に小さな鍋をのせまして、
インスタントラーメンなんぞを作って、
食べたりしております。
これが流行っているんでしょうか、
あっちでもこっちでもインスタントラーメンです。
山の上でインスタントラーメンって、
なんなんでしょうね。
わたしは荷物を増やすのが嫌なるので、
水分以外は何も持参しませんけど。
それにしてもインスタントラーメンですか。
なんだかどうも納得出来ませんけど、
まあいいやってんで、
汗ばんだTシャツとタオルを取り替えて、
水分補給をして、さあ再出発です。
帰りは古里駅へと続く、
赤杭尾根を試してみることにしました。
赤杭尾根なんていうのだから、
楽しい尾根歩きを期待しましたが、
かなりの悪路でがっかりです。
赤久奈山(923㍍)の山頂に立ち寄ってみましたが、
展望が無くこれにもがっかり。
崖崩れでもあったんでしょうか、
道が消失している所もあり、大変苦労しました。
お陰様で3回程すっ転ばして頂きました。
山と高原地図の冊子にはいいカンジの事が書いてあったのに、
これなら本仁田山から奥多摩駅に抜ければ良かったです。
左膝裏がまた痛みだして、全然ペースが上がりません。
後ろから来たお兄さんに抜かれ、
また後ろから来たもうひとりのお兄さんにも抜かれました。
本当にどうしたんでしょうね、俺の左膝。
去年は飛び跳ねるように下りて、
登りの半分の時間で下りられたのに。
今年は全然スピードが出ないぞ。
うーん、下りが楽しくないなあ。
酷い悪路を悪戦苦闘でもって、
なんとか古里駅に辿り着きました。
鳩ノ巣駅を出発してからちょうど5時間。
駅に着いたら途中で抜かれた、ふたりのお兄さんに再会しました。
ふー、疲れた。

初級を 卒業して 膝笑う

イワモケ

鳩ノ巣駅→大根ノ山ノ神→舟井戸→川苔山(1363㍍)→曲ガ谷北峰→赤杭尾根→赤久奈山(923㍍)→古里駅

2011-04-10

大楢峠~御岳山~大塚山

先週の筋肉痛がすっかり癒えましたので、懲りずにまた山を歩きます。
バス利用を避けて電車のみを使うコースを試してまいりましたが、
まだまだ歩いていないコースがあります。
今日は青梅線の白丸駅で下車を致しまして、多摩川にかかる数馬峡橋を渡ります。
しばらく遊歩道を歩きますと、
都道184号に出ます。
アメリカキャンプ村分岐点を左手に入りまして、舗装された坂をどんどん上がってゆきます。
奥多摩霊園脇にある登山道に入りまして、ひたすら登り続けます。
大汗をかきかき約1時間、ようやく大楢峠に到着です。
峠に設置されたベンチで休憩した後、御岳山を目指します。
大変細い道が続きますから、
登山客同士がすれ違う場合は、立ち止まって先に行ってもらいます。
特に今日は老齢男女の御一行様が多くて、立ち止まってばかりです。
まあ、
登山靴を履いた人々は、大変マナーがよろしいので。
ギスギスした平地と違って、素直な気持ちで道を譲りますよ。
それにしも本当にあの山ガールたちは何処へ?まったく見かけないです。
御岳に着きましたが、今日は大塚山(920㍍)から下山しようと思います。
しかしその登山口が分からず、御岳神社の方までの急坂を歩いてしまった。
ケーブルカー駅を右手に見て、見晴らし台を直進すると大塚山頂に出る登山道があります。
そうそう、
御岳山ビジターセンター前に設置された都知事選の選挙ポスター。
自分のポスターを貼れている候補者は3名のみでした。
ここも東京都なんですけど、すっかり忘れられています。

で、大塚山。
金で買う便利、
タダで貰う不便、
エコとケチは同義語なり。
わたしエコケチなんで、どうしてもあのケーブルカーに乗りたくない。
この大塚山を登って、御岳山にたどり着きたいけど。
いきなり登ると恐ろしいので、まずは下ってみました。
920㍍ですから勿論ラクチンではありませんが、直線的に登り続けるカンジではないので。
今度、登りも試してみましょう。
誰1人とも遭遇せず、1時間程で下山を致しました。
ここまで4時間と30分、古里駅から電車に乗って帰りました。

イワモケ

禿頭
広くて駄目だ
都知事選

白丸駅→数馬峡橋→白丸遊歩道→都道184号→大楢峠→御岳山(929㍍)→大塚山(920㍍)→古里駅

2011-04-03

山へ行こう

あの美しい紅葉から4ヶ月。
どうも寒いのは苦手なので、すっかり不精をしましたが。
いよいよ温かくなってまいりまして、山歩きシーズン到来です。
さて、冬の不精で2キロ太っちまった身体。
まずは試運転ということで、
青梅丘陵ハイキングコースから再開しようと思います。
青梅駅を降りまして、
永山公園を抜けて、
青梅丘陵ハイキングコースに入ります。
見晴台でうっすらと見える富士山を眺めた後、
サクサク歩き出します。
三方山(454㍍)の手前で、
迷い犬と遭遇致しました。
なんとも不安げな表情で、
何度も何度もこちらを見返ります。
首輪をしていますから、飼い犬なのでしょう。
はぐれたのか、捨てられたのか。
可哀想にと犬くんに同情しておりますと、
50歳くらいの男性がしゃがんで、
犬くんと戯れ始めました。
「飼い主の方ですか?」
「いえ、違うんですけどね」
しばらくこの男性と、
どうしたものかと立ち話を致しましたが、
どうにもしようがないから、
さようならとお別れを致しまして。
「お前どうする?一緒に来るか?」
と男性に優しく尋ねられれば犬くん、
しっぽを振って男性の後を付いて行きましたので、
とりあえずは良かったと安心して、
先を急ぐことにします。

迷い犬
餌をくれれば
どこへでも

辛垣城趾の高台を抜けて、
雷電山(494㍍)山頂でひと休み。
ここから軍畑駅に下りて帰るのが一般的なコースですが、
さてどうしたものか。
試運転ということで、
ラクなコースを選んだのは確かなのですが、
これじゃあどうも物足りない。
ということで一旦、
舗装された榎峠へ出て。
高源寺を右手に見まして高水山(759㍍)を目指します。
登り口斜面の木々が大量に伐採されていまして、
階段(登山道)の材料に加工されておりました。
所々階段が新しくなっていて、登り易いです。
おそらくこの作業、
森林ボランティアの皆様によるものだと思われます。
ありがとうございますと感謝して、
1歩1歩登ってまいりますと、
左足の膝裏に違和感です。
やっぱり身体が左に傾いているのだなと実感しつつ、
なんとか高水山頂に到着しました。
利き手が右なので、
どうしても右肩上がりでデスクワークしがちです。
必然的に身体が左に傾いて、
左膝が痛くなる。
ACのテレビコマーシャルで、
有名人たちがプラカードを持って台詞を喋るヤツね。
有名人の皆さんの大半が、
プラカードが水平に持てず、
どちらかに曲がっています。
ついうっかりすると人間の身体はどちらかに曲がるのですねと、
痛感させられるコマーシャルです。
これがその、
山は身体が曲がっていると転ぶから、
山歩きを続けると自然と矯正されることを去年実感しました。
ここから毎週歩いて傾きを矯正しようと決意しつつ、
あんまり左膝が痛いものだから、
岩茸石山(793㍍)に登るのを諦めて、
惣岳山(756㍍)を抜けて御岳駅へと向かいます。
本当は忍者下りでもって、ガンガン下れるのに。
今日は左膝が痛くて爺さん歩きだ。
それにしてもこの高水三山、
勾配がきつくて道悪ときたもんで。
今回2回目ですが、また印象が違う。
ある意味病み付きになる要素が多分にあるコースです。
だから人気があるのでしょうね。
青梅丘陵ハイキングコースを出発して6時間と30分、
ようやく御岳駅に着いた。
なんだか知らないけれど、
御岳駅には地元の人しかいない。
そういえば人気の高水三山もスカスカでした。
あの山ガールたちは何処へ?
山バブルは呆気なく弾けちまったのか?
あー、疲れた。
今日は膝が笑うどころか、膝が泣いている。
6時間コースは身体が慣れるまで、しばらく控えよう。

イワモケ

無理するな ゆっくり歩いて 楽しもう

青梅駅→永山公園→青梅丘陵ハイキングコース→矢倉台→三方山(454㍍)→辛垣城趾→雷電山(494㍍)→榎峠→高源寺→高水山(759㍍)→岩茸石山(793㍍)→惣岳山(756㍍)→御岳駅