2010-10-24

天狗岩~赤ぼっこ

日曜日の方が晴れると聞いていたのに、
天気予報がかわって、
あやしい天気になってしまい、
今週の山行きはよそうかとも思いましたが、
やっぱりそれも淋しいので、
1番の近場コースを試してみることにしました。
JR青梅線宮ノ平駅で降りて、
多摩川に架かる和田橋を渡って、
吉野街道に出て梅ヶ谷峠分岐の交差点を左に折れて、
「天狗岩方面」の道標を左に入りますと、
そこはもう、
鳥の声しか聞こえない山の世界です。
いきなり「スズメバチ注意」の看板があり、
警戒しながら進みますと今度は、
「発砲危険」の看板。
嘘でしょ?と思いつつ、
銃声に注意しながら進み続けますと、
肩から猟銃を下げた壮年男性と遭遇。

「撃ってるんですか?」
「うん、猪ね」
長野県訛でした。
1時間近くのぼり続けて天狗岩(標高350メートル)ピークへ。
西の方には長閑な吉野梅郷が広がって見えます。
3人組の先客山ガールがいた為、
汗で濡れたTシャツを着替えるのを断念して、
赤ぼっこ(標高410メートル)へ向かうことにしました。
赤土の丘を地元の言葉で赤ぼっこで赤ぼっこだそうです。

途中でまた、
肩から猟銃を下げた老年男性と遭遇。
ほんとうに猪いるのかな?
山に入ってから銃声1発も聞いてないし。
天狗岩分岐まで戻って、
5分程で赤ぼっこの分岐に出まして、
主尾根道から100メートルも入ると赤ぼっこ山頂です。
東の方が開けて青梅市街地が見えます。
2組のハイカーさんがご休憩されていましたが、
こちらのベンチで濡れたTシャツを着替えさせて頂きました。
主尾根道に戻り、
薮に埋もれた小さな馬頭観音を見ると、
すぐ先が馬引沢峠でした。
南側に金網が張ってあって、
立入禁止の看板が目につきますが、
金網の向こうに広がるのは多摩25市1町がお世話になっている、
二ツ塚廃棄物最終処分場だそうです。

金網に沿ってさらに東に行くと旧二つ塚峠に出まして、
そこから標識にしたがって沢沿いの道を下って、
民家の横を通って長渕七丁目に出ました。

一般的にはここから都バスで青梅駅に出ますが、
わたしは近所だから歩いて帰ることにしました。
それにしてもやっぱり、
1発の銃声も聞こえなかったです。
どこにもいなかったんでしょうね?
猪。

イワモケ

長野訛 あずさ2号の 狩人かな。

2010-10-18

着信音サザエです

何度ものりかえ損なって、
買い換えようと最新機種とか、
触ったりもするんですけど、
どうもしっくりこない。これ、
東芝製のボーダフォンでして、
買った当時東芝のサイトから無料で、
サザエさん着信音をいっぱいもらいましたが、
音データにコピープロテクトがしてあって、
別の携帯に移植できないんです。

サザエさん着信音は実に軽快で、
「はいはい、出ます出ますよ、いま出ます」
てなかんじで、
呼び出し音にぴったしなんですけどね。
当時ダウンロードしたサイトも見あたらないし、
サザエさんのサントラも新しくなるわで、
やっぱり捨てられない。

このサザエさん問題が1番のネックで、
未だ時代遅れのボーダフォンを使っている次第です。

イワモケ

それにしてもそろそろ、
買い換えなきゃですね。

2010-10-17

林家彦六

林家三平の死去にともない、
八代目林家正蔵を海老名家に返上した、
稲荷町の師匠です。

志ん生だ、
圓生だ、
小さんだと、
色んなひとが色んなことを言いますが、
CDで落語を聞くとなりますてえと、
どうも林家彦六を聞いてしまいます。

落語の方は正蔵ですから、
怪談噺や人情噺が中心で、
笑えないのは当然ですけど。

「ぞろぞろ」「唖の釣り」「化物使い」「穴泥」「あたま山」
なんてえ軽く笑える噺もやられます。
笑える噺もやられますけども、
どうしたことか怪談噺人情噺同様、
ひとつも笑えない。

笑えない落語が面白いというのもヘンなハナシですが、
名人というのは紙一重。
お経を聞いてるみたく、
段々と気持ちよくなってゆくんですね。

一生懸命精進致しますてえと、
林家彦六でくすくす笑えるようになってまります。

図書館なんかにありますから、
お試しあれ。
最初は絶対に笑えませんけども。

イワモケ

美人3日で飽き、
不細工3日で慣れ、
ですな。

とりあえず三室山

JR青梅線の日向和田駅で下車して、
梅の公園入口前を流れる吉野川に沿って歩き、
梅郷ゴルフ場入口脇から三室山(標高647メートル)へ登山開始。
半袖半ズボンじゃあ、
ちょっと寒いかと思ったけど、
約1時間ほど登り続けて、
山頂に到着した頃には汗びっしょり。
気持ち悪いので、
Tシャツとタオルとを取っ替えて、
このまま日の出山(標高902メートル)に出てみよっかなと歩き出す。
日の出山から御岳山に出るもよし、
つるつる温泉まで下って温泉に入るもよし、
また逆戻りして愛宕山をぬけて二俣尾駅から帰るもよし。
「車の騒音がない世界って幸せだなあ」とひとりつぶやきながら、
梅野木峠を越えて、
徐々に登り坂となり、
最後は心臓破りの長い階段をぬけて山頂に到着。
さすがに日の出山は人気があります。
御岳山から登って来た山ガールたちとか、
中年グループとか老年グルーブとかで山頂は混み合っていました。
こんなに大勢の方々とケーブルカーとかバスとか、
御一緒するのは嫌なので、
来た道を引き返して二俣尾駅から帰ることにします。
同じ道でも登りと下りじゃあ大違い。
さくさく下ってあっという間に三室山と愛宕山の分岐点。
↑奥ノ院から愛宕神社へと下ってゆくのですが、
修験者の道ってんでしょうか、
それはそれは険しい道でした。
↑愛宕神社の神橋を渡るといつもの車社会に逆戻り。
今日は5時間歩き続けたので、
さすがに膝が大笑い。

イワモケ

とりあえず ビール枝豆 みむろやま

2010-10-15

老眼と動体視力

わたしもそうですけど、
周りのプロデューサーさんとか、
クライアントさんとか、
みなさん仲良く老眼だったりします。

映像を生業として生きる者として、
この老眼問題は実に厄介なんです。

最近のテレビコマーシャルなんか見ていますと、
カッティング尺とかテンポとか、
異様に遅くなっていると感じませんでしょうか?

これはきっと、
映像業界の高齢化がすっかり進み、
皆さん仲良く老眼になってしまったせいだと、
勝手に推測しておりますが。

本来映像はもっと刺激的で、
考えるより先に直接脳にぶち刺さるから凄いンです。
このまま老眼映像がはびこれば、
映像は確実に刺激のないものとなるでしょう。

イワモケ

ぶちぎれた えいぞうつくれ パンクだろ?

2010-10-13

田舎の図書館

今年のはじめ、
所有していたすべての本を処分した為、
引っ越しが本当にラクでした。

本は図書館で借りる、
払った税金を回収する方法はこれしかないと思いまして、
本を買わないよう努力を続けております。

ロベール・ブレッソン監督「少女ムシェット」「たぶん悪魔が」「田舎司祭の日記」、アンドレイ・タルコフスキー監督「アンドレイ・ルブリョフ」「惑星ソラリス」、アラン・レネ監督「夜と霧」「戦争は終った」、セルゲイ・エイゼンシュテイン監督「メキシコ万歳」「戦艦ポチョムキン」、スタンリー・キューブリック監督「突撃」「スパルタカス」「時計じかけのオレンジ」「シャイニング」「バリーリンドン」「2001年宇宙の旅」、チェン・カイコー監督、「花の生涯~梅蘭芳」「さらば、わが愛」、川島雄三監督「洲崎パラダイス赤信号」「風船」「愛のお荷物」「わが町」「幕末太陽傳」、今村昌平監督「ええじゃないか」「豚と軍艦」「復讐するは我にあり」、溝口健二監督「赤線地帯」「新・平家物語」「楊貴妃」「近松物語」「祇園囃子」「雨月物語」「お遊さま」「噂の女」、小津安二郎監督「早春」「お早よう」「晩春」「麥秋」「東京物語」「彼岸花」「秋刀魚の味」、山中貞雄監督「丹下左膳余話/百萬両の壺」「河内山宗俊」
↑2階~4階が中央図書館、5階~6階が温泉施設。

これは青梅中央図書館DVDコレクションの一例です。
本の所有は八王子に負けますが、DVDは23区にも負けません。

東京都公立図書館横断検索
東京23区及び、
東京都下の公立図書館蔵書を一斉詮索できるサイトです。
図書館は引っ越し先選びの重要なポイントです?
わたしの場合はコンビニより大切かも知れません。

イワモケ

としくって ほんすてるのは おおしごと

2010-10-12

山モケ

10年ほど前、
山の会を主催しまして、
初回は10名前後の参加者があってたのですが、
回を重ねるごとに人が集まらなくなって、
4回で自然消滅しました。

高尾山からはじめて御嶽山、
金時山ともうひとつ神奈川方面に行ったけど、
思い出せません。

あれから10年、
すっかり山のことなんか忘れて暮らしておりましたが、
まさかまた、
こんなに夢中になるとはです。

奥多摩の山々をひと通り登り終わって、
皆さんにガイドできるようになりましたら、
挫折した山モケを復活せてみましょうかしら?
奥多摩専門ですけど。

週末、
奥多摩に行くと、
日本は7割を森林が占める森林国なんだなあと実感します。
残りの3割にむりくり住んでるンだもん、
そりゃあ家賃が高くなるわけだわさ。

イワモケ
やまのぼり すこやかになる くすりかな

2010-10-11

雷電山から青梅丘陵へ

軍畑駅で、
山と高原地図を忘れたことに気づく。
駅前に設置された地図でコース確認して出発。
高水三山の帰りに歩いた平溝川沿いの車道を歩き、
平溝橋で高水三山への道を分けて、
そのまま直進する。
約20分ほど歩き続けると、
青梅丘陵入口の道標がある。
登山道は最初から階段道の急登だけど、
整備されていて登りやすい。
30分ほどで雷電山頂上(標高494メートル)に到着。
やっぱりこんくらいの高さの山はらくちんだな。
このコース、
登山道が整備されていて歩きやすいから、
うちの嫁も頑張れば歩けるかも知れないなあ。
ほんとうに気持ちいい、
山はいいよ山は。
気分良く歩き続けると、
青梅丘陵ハイキングコースに入って、
あとはスタスタらくちんちんで、
あっという間に青梅鉄道公園。
4時間半のコースを3時間で歩いてしまった。

イワモケ
紅葉の頃、
嫁連れて、
また来てみよッおっとどっこい。

2010-10-05

夜行バス、西へ

広島サンモールの社長であり、
プローバの社長でもある、
平本社長が9月29日午後9時30分、
心不全により永眠されました。

9月29日といえば、
あたしごとではありますが、
入籍した日でありまして、
奇しくも結婚記念日と社長の命日が、
一緒になってしまいました。

似合わない結婚なんかするから、
こんなことになってしまったのでしょうか、
本当にお元気そうだったので、
まさかまさかです。

1994年だったと思いますが、
ある友人の紹介で広島にあるサンモールという、
ファッションビルのCMをという依頼を受けまして、
フルCGでヘンなハゲオヤジキャラを、
作ったように記憶しています。

あれから16年、
なによりもロングランな仕事になってしまいました。
これもひとえに、
サンモールの方々の、
超攻撃体質のたまものだと思います。
企画を3つ出せば、
必ず1番ヘンなものを選ぶ、
それがサンモールです。

10月4日の午前11時から社長の告別式があり、
酒も煙草もやらない社長でしたが、
東京や広島で何度も何度も食事をしましたし、
その都度こちらは酔っ払って暴言を吐き、
ご迷惑をおかけしましたから、
どーしても行かなきゃいけないけど、
青梅に越したものですから、
朝1番の新幹線に乗れないから、
夜行高速バスというヤツで広島に行くことにしたのです。

調べましたらば、
いろんな広島行きがあり、
値段も走行時間もバラバラでしたが、
安いバスはもう、
全てソールドアウトなもんですから、
仕方なく1番高いが3列シートで走行時間の1番短い、
JRバスのチケットをコンビニの端末で買い、
3日の21時、
東京駅は八重洲南口からバスに乗り込み、
10時間と30分のバスの旅が始まりました。

車内はほぼ満席状態で、
遅く予約したあたしの席は、
3列シートの真ん中です。
両脇は60を過ぎているだろう、
男性ふたりでした。

途中、
足柄インターで1度だけ休憩した後、
車内にある全ての窓はカーテンで覆われ、
「消灯しまーす」のアナウンスと共に、
完全消灯で寝るしかない状態にされ、
仕方なく寝ました。

昔はまあ、
ビールをがぶがぶ飲んで、
ぐっすりなんて調子だったんでしょうが、
今はほら、
公共の場所で臭いものはなしよ的な世の中ですから、
あたしを含め、
だれひとりビールなんか飲む輩などいません。

決して快適なバスの旅とは言えませんでしたが、
なんとか広島駅新幹線口に7時30分頃、
到着しました。

碓井さんという、
もともと16年前に、
サンモールのCMをあたしにとふってきた張本人で、
元はサブロー広告という広島にある広告代理店にいて、
その後、
平本社長のバックアップもあって独立した方ですが、
その碓井さんが駅まで迎えに来てくれて、
35年ローンで買ったらしい、
とても素敵なマンションで着替えをさせてもらいました。

碓井さんは告別式の手伝いで先に出ていかれたので、
あたしと喪服の奥さんとふたりっきりです。

奥さん手作りの朝食をご馳走になり、
食後の珈琲をいただき、
風呂場に取り付けられた自慢のテレビが来年夏、
アナログテレビ終了で見られなくなると、
喪服の奥さんは嘆いておられました。

そうとこうと、
いろんな世間話をして和んできたところで、
受付が大変だから早く来んしゃいと、
碓井さんから電話があり、
予定より早くタクシーで平安祭典という葬儀場へ向かいました。

これは帰りのタクシー運転手に聞いた話ですが、
ここは、
あの木村拓也元選手の告別式が行われた会場だそうです。

早く着きすぎたあたしは、
立派な祭壇に飾られた社長の遺影を眺めていました。
67歳は早すぎるのか、
人1倍健康に気をつけて、
酒も煙草やらないのに、
ほんとうに元気そうだったのに、
これは生前葬じゃないのかしら?
ひょいと本人が後ろから現れるンじゃないのかしら?

11時近くになるとどんどん参列者が増え、
用意した椅子では足りず、
出入口付近は立ち見の方々でごったがえしています。
ここ4年ほど、
サンモールキャラクターをお願いしている、
スージー甘金先生、
6時の始発新幹線で広島入りして、
無事合流です。

社長とも4度ほど食事をしていますし、
訃報を受けて迷わず新幹線を予約したそうです。
スージーさんはあたしよりちょっと上の世代、
さすがに義理人情の厚みが違います。

厳かに告別式は進み、
出棺して、
散会となりまして、
碓井さんはまだ片づけがあるということで、
スージーさんとふたりタクシーで、
いつも作業をしているCGルームに立ち寄って、
着替えをさせてもらい、
路面電車で広島駅に移動して、
スージーさんの予約した新幹線、
その隣の席に座りたいと、
みどりの窓口て頼んでみましたら、
なんなく席が取れました。

広島駅構内にあるみっちゃんという広島焼きの店で、
ビールと広島焼きとで腹を満たし、
スージーさんはみっちゃんの、
常温8時間電子レンジでチンお好みを買って、
お会計を済ましてくれました。

これは先程あたしがタクシー代を払ったので、
そのお返しにということでしたが、
ちょっとおごられすぎたので、
今度はあたしが珈琲をご馳走しますと、
新幹線改札近くの珈琲ステーションでお茶しまして、
その後、
新幹線に乗り込んだ次第です。

車中でまた、
くだんない話を延々と新横浜までの4時間弱、
繰り広げましたが、
だらだらと話が長くなってしまいましたので、
オミットします。

平本社長のご冥福をお祈りして、
毎年9月29日には結婚記念日のケーキを買って、
ロウソクに火を灯しまして、
社長のことを思い出すことでしょう。

イワモケ

しゃちょッ!

2010-10-03

関東八十八ヶ所第72番

小太りの嫁は奥多摩の険しい山には、
小太りだから登れませんから、
うちから歩いて3キロ弱のところにある、
塩船観音寺に連れて参りました。
おおむねクリスチャンなので、
賽銭は投げませんが、
重要文化財の本堂や巨大な平和観音など、
なかなか楽しい散策でした。
ひとり山遊びばかりしていると、
申し訳ないから、
たまにはゆるい散策もよろしいでしょう。
毎年5月のつつじ祭りン時は特に美しいそうで、
茶屋に飾られたポスターを見ながら、
団子をいただいて帰りました。

イワモケ

観音さま どこを見てるの? 眼が糸目