2008-08-15

超スローライフ

21世紀を境に。
わたしの生き方は、激変いたしました。

きっかけは2001年。
山口県にある周防大島という島に、移住した経験からです。
本当は引退して。
のんびり隠居生活に入るつもりでしたが、蓄えが心細く。
1年で断念して、東京に舞い戻りました。

広島の知り合いに紹介された。
400坪の敷地を保有する、今は使われていない民宿でした。
家賃は、固定資産税1年分12万円です。
1ヶ月、1万円ですよ。
ビーチまで歩いて30秒、まさにプライベートビーチです。
島に住んだ1年間。
幸せとは、こういう生活を言うんだなと。
しみじみ思ったものです。
東京に戻った今でも、
あのスローなリズムが身体から抜けなくなり。
すっかり、
やる気のないひとになってしまっています。

イワモケ

2008-08-14

絶筆

1989年の夏ですから、来年で20年になります。
漫画だのイラストだの、4年間だけでしたけど。
わたし、絵を描いて喰っていました。

今でも時々、予算のない仕事は。
自分でキャラクターデザインなどをして、
絵を描いたりします。
漫画家当時のキャラクターは、あくが強すぎますので。
コマーシャルなどには、向きません。
ですから少し、嘘をついて描きます。

この夏。
「じょうじなまはげ」以来のオリジナル立体アニメーション用、
パイロットを作ることになりましたが。
パイロット版ですから、予算がありません。
ですから。
自分でやったんです、キャラクターデザイン。
久々に嘘をつかないで描いてみましたら、
こんなカンジです。
どうなんでしょう?
自分的にはもう、
自分の絵を客観的に見るということがかなり難しいです。
モデリングをお願いする、CGプロデューサーO氏は。
面白がってくれましたが、20年も前に筆を置いた元漫画家ですから。
なんだかムズムズすると言いましょうか、やっぱり他人に描いてもらって。
いろいろと文句を言う方が、やりいいですね。

イワモケ

2008-07-18

夜の流れ(その2)

昨夜。
NHKのBSで放送されましたので、
観直してみました。

成瀬巳喜男と川島雄三の分担解明ですが。
2度目なので、
概ね分かりました。
基本的にアクションつなぎをしているのが、
川島雄三演出で。
アクションつなぎをしていないのが、
成瀬巳喜男演出であります。

ですから。
全体の6割5分が川島雄三演出で、
残りの3割5分が成瀬巳喜男演出。
じゃないかと思われます。
たぶん。

成瀬巳喜男映画とは思えない。
がちゃがちゃした印象は、
演出配分量の影響だったのですね。

イワモケ

2008-06-23

僕が9歳だったころ

2004年に製作された、韓国映画です。
原作は韓国の大ベストセラー、
「9歳の人生」だそうです。
舞台は1970年代の韓国田舎町。
貧乏エリアに暮らす少年ヨミンと、
ソウルから転校してきた都会的美少女ウリムとの
ラブストーリーです。
原作では。
29歳になったヨミンの視点(回想形式)で、
書かれているそうですが。
映画版はすべて、
現在進行形(9歳の視点)のみで描かれています。
子役たちは全員、
オーディションで選ばれたらしいです。
おそらく順撮りされただろう、
その芝居は。
映画が進むにつれて、
どんどんうまく(自然に)なってゆきます。
特に美少女ウリムの恋敵役をやっている、
ナ・アヒョンちゃん。
この子は天才女優です。
まあそんなこんなで、クライマックス。
転校ものですから、
結局美少女ウリムは再びソウルへ帰ることになります。
お別れの直前、
少年ヨミンは告ってほっぺにチュウします。
誰もが経験したことのある甘酸っぱい恋の感覚を、
見事に再現しています。

イワモケ

2008-05-09

バリー・リンドン

1975年に公開された。
スタンリー・キューブリックによる、
コスプレものです。
上映時間185分の超大作です。
原作は、
ウィリアム・メイクピース・サッカレーの同名小説(1844年)で。
18世紀半ば。
アイルランドの農家に生まれた、
レドモンド・バリーの半生を描いております。
有名なロウソク光だけのライティング、
気が狂っています。
ワンショット、
ワンショットが、
絵画のように美しい。
奇跡的な映画であります。

イワモケ