天気予報がかわって、
あやしい天気になってしまい、
今週の山行きはよそうかとも思いましたが、
やっぱりそれも淋しいので、
1番の近場コースを試してみることにしました。

多摩川に架かる和田橋を渡って、
吉野街道に出て梅ヶ谷峠分岐の交差点を左に折れて、
「天狗岩方面」の道標を左に入りますと、
そこはもう、
鳥の声しか聞こえない山の世界です。

警戒しながら進みますと今度は、
「発砲危険」の看板。
嘘でしょ?と思いつつ、
銃声に注意しながら進み続けますと、
肩から猟銃を下げた壮年男性と遭遇。
「撃ってるんですか?」
「うん、猪ね」
長野県訛でした。

西の方には長閑な吉野梅郷が広がって見えます。

汗で濡れたTシャツを着替えるのを断念して、
赤ぼっこ(標高410メートル)へ向かうことにしました。
赤土の丘を地元の言葉で赤ぼっこで赤ぼっこだそうです。
途中でまた、
肩から猟銃を下げた老年男性と遭遇。
ほんとうに猪いるのかな?
山に入ってから銃声1発も聞いてないし。

5分程で赤ぼっこの分岐に出まして、
主尾根道から100メートルも入ると赤ぼっこ山頂です。
東の方が開けて青梅市街地が見えます。
2組のハイカーさんがご休憩されていましたが、
こちらのベンチで濡れたTシャツを着替えさせて頂きました。

薮に埋もれた小さな馬頭観音を見ると、
すぐ先が馬引沢峠でした。
南側に金網が張ってあって、
立入禁止の看板が目につきますが、
金網の向こうに広がるのは多摩25市1町がお世話になっている、
二ツ塚廃棄物最終処分場だそうです。
金網に沿ってさらに東に行くと旧二つ塚峠に出まして、
そこから標識にしたがって沢沿いの道を下って、
民家の横を通って長渕七丁目に出ました。
一般的にはここから都バスで青梅駅に出ますが、
わたしは近所だから歩いて帰ることにしました。

1発の銃声も聞こえなかったです。
どこにもいなかったんでしょうね?
猪。
イワモケ
長野訛 あずさ2号の 狩人かな。