2010-09-17

大月あたりにいるみたい

今日、
はじめておとなりに住む方と遭遇してご挨拶。
野球帽をかぶったスポーティーなおじいちゃんでした。
青梅に越して3週目。
今日までなぜか、
マンションの住人と1度も遭遇しなかった。
夜なんか、
窓には明かりが灯っているのに物音ひとつしない。
騒々しいのは論外だけど、
静かすぎるのも不気味なもんです。
夏キライ、
死ンダフリスル、
老人カナ。
夕ンべ駅前にある温泉帰りに、
あの「つぼ八」に入ったんですけど。
これがほとんど「つぼ八」じゃアない。
店員は全員50歳以上で、
ホームページに掲載されている「つぼ八メニュー」と、
同じくらいの勝手に考えたオリジナルメニューがあって、
30分に1回、
店内に響き渡る軍艦マーチと共に、
「はいはい、
お待たせしました、
タイムサービスのお時間です。
只今から酎ハイ1杯100円、
酎ハイ1杯100円」
のアナウンス。
ほんとんどパチンコ屋さんですけど、
慣れればこの安さ、
病みつきになりそうです。

イワモケ

パラダイム デフレスパイラル パラダイス

2010-09-13

青梅子鹿に触る

暑い盛りに引っ越しやりまして、
もう汗だくで青梅にやってまいりました。
新宿から約50キロ、
距離倍増で家賃半減です。
右肩さがりっぱなしのスローカーブライフ、
ここら辺りがあたしには妥当な家賃かと思われます。
まあ、
折角青梅に来たんだから、
都心に行くより奥多摩行った方が電車賃安いんだから。
山と高原地図をポッケにしのばせて、
あこがれの初ひとり山歩きでもって、
行って参りました鳩ノ巣渓谷。5人以上乗ると危険と書かれた吊り橋渡れば、
きれいなもんで、
心が洗われますとひと休みするも、
あっという間の鳩ノ巣渓谷散策終了。
ちょっともの足りないから大栖峠越えでもって、
奥多摩駅までいっちゃおうなんてんで。
歩き出したのはよかったけれど、
登れど登れど急勾配。
はあはあと肩で息してやっとの思いで大栖峠越え。
これであとは下り坂とニンマリしたのもつかの間、
奥多摩駅まであと8.2キロの標識。
またまた予定を変更して来た道を逆戻り。
まあ、
ひとり山歩きは自由自在なんだよねえ。
帰りは軽快に忍者下りしてあっという間に鳩ノ巣渓谷再び。
膝がげらげら笑っちゃって、
「ますつりぼり」の看板がなんだかおかしくて、
ひとりでげらげらしながら帰りました。

イワモケ

おぅめこじかにさわる、でした。

2008-09-25

ラルジャン

1983年公開。
ロベール・ブレッソン監督、最後の映画です。
この後ブレッソンは、「創世記」を撮るつもり。
らしかったのですが、結果的には実現せず。
これが遺作となってしまいました。
しかしこの作品は、ブレッソン映画の集大成とも言える。
最高の仕上がりです。
徹底的に説明を排除された脚本、その皮肉なストーリー運び。
主人公をそこまで突き落とすかと、ある意味唖然とさせられる結末。
わたしはこの監督が大好きなのですが、
日本人にはかなり評判の悪い(理解不能らしい)監督です。
ブレッソン映画のドキドキ感(緊張感)って、
どうしてわかってもらえないのか。
不思議で不思議で、悲しくなります。

イワモケ

2008-09-24

病気と病院

今年の夏。
右手が強くしびれる、という症状が現れ。
当初は。
少し右手を休めれば、治まるだろうと様子を見ていたのですが。
治まるどころか、更にしびれが激しくなり。
さすがに心配になって、近所の整形外科に行きました。

病院(歯科医院以外)に行くのは、
みみずにおしっこをかけた以来ですから。
36年ぶり、くらいになるのでしょうか。
子供の頃から、
病院に行くと最終的には必ず死ぬ。
という事実を見て育ち、
病院を毛嫌いして生きてまいりました。

しかし、
もうオヤジです。
酒と喫煙、
体にとても悪い嗜好です。
自然治癒力の限界が近づいているかも知れぬと、
病院に駆け込んだわけです。

「首じゃないかと思うんだけど」と、医者に言われ。
首を中心にレントゲン撮影をされましたが、まったく異常がない。
「たぶん首なんだろうけど」と、医者は首を傾げ。
「とりあえずはしばらく、
首のけん引リハビリを続けてもらって、
様子をみてみましょう」と。
リハビリ・ルームに廻されました。

爺婆と一緒に首を引っ張られたけれども、
どうもすっきりしない。
なんだか違うなあ、と。
この病院に強い違和感を感じて、
病院をかえてみました。

インターネットで調べて。
東大医学部出身の「しびれの権威」なる、
先生を発見しました。
ここの先生は、
整形外科と脳外科とを両方診られる方で。
これはいいと、
診察してもらうことにしました。

というのも、
わたしの父親やその兄弟たちは全員。
脳の血管が切れて死んでいますので、
もしかして俺も脳か?と。
とても不安になった次第であります。

新しい先生は、事情を聞くなり。
「頸椎ヘルニアですね」と、
断言致しました。
「脳は問題ないでしょうか?」と、
わたしが尋ねると。
「その可能性もないわけではないです、
念のため脳検査もしてみますか?
MRIは通常6万円程度かかりますが、
8千円程度で済む検査をしてもらいましょう。
もったいないですから」と先生が仰有る。
8千円程度ならと安心して、
お願いすることにしました。

先生の紹介状を持って、
新宿にあるMRI検査専門院を尋ねて。
8枚のMRI画像を撮影しました。
ちょうど新しい先生の所がお盆休みの為、
1週間近く撮影されたMRI画像をわたしが保管し。
お盆休み明けに新しい先生に見てもらうという、
段取りでした。

事務所にある写真用のライトボックスで、
1枚1枚丁寧に見てみましたが。
何が異常で何が正常なのか、
よくわからない。
インターネットで異常な脳のMRI画像を検索して、
それと自分の脳とを比べてみましたが。
別段、異常はないようでした。しかし、よくよく考えてみますと。
患者に、1週間近くもMRI画像を持たせたりして。
無神経といいましょうか、
いい加減といいましょうか。
もしヘンな陰とか空洞とか患者自身が発見したら、
マズいんじゃないですか?
患者の心情というものを考えていなといいましょうか、
まったくヘンな話です。

それとだいたい。
レントゲン写真とか、MRI画像とかの所有権って。
患者にあるのか、病院にあるのか、よく分らない。
もし患者側に所有権があるのなら、このMRI画像も欲しいし。
その前の病院で撮影した、
首のレントゲン(とても綺麗な頸椎でした)も欲しい。
欲しいけど、
くれないんだろうな?きっと。

などなどと、
不安な毎日を送りつつも。
時は過ぎて、お盆明けに。
新しい病院に行って、MRI画像を見てもらいました。
「あなた、見ましたね?」と。
先生に言われるのが怖かったけど、
全然気づかれなくて(そんなことは想定していないようです)。
「血管もしっかりしてるし、脳の方は全く問題ないですね」と。
太鼓判押され安心していますと、
「やっぱり頸椎ヘルニアということになりますから」と。
先生は仰有いまして、
「今日は首のけん引をしてもらいましょう」と逆戻り。
またあれをやるのか、全然効果なしなんだけど。
などと思いつつも、成り行きでまた首吊りリハビリです。

帰り際。
「次回はいつ来られますか?」と白衣のお姉さん、
「ずっと首つりですか?」と不機嫌そうに言うと。
「いえいえ。首だけじゃなくて、
他にもいろいろあります」などと適当な嘘をつく。
とりあえずでいいからと言われ、
仕方なく次回のリハビリ予約を入れて帰りましたが。
それからその病院には、行っていません。

医者などに、
病気を治してもらおうと思った俺がバカだった。
ずっと今まで薬も飲まず、
医者にも行かず、
自力で治して来たじゃないか。

医者にはもう頼らないと、強い気持ちを持ちましたら。
なんだか気が楽になり、不思議としびれが治まり。
今では、完治に近い状態になりました。

病は気からです。
自分の病気を他人になんとかしてしてもらおう、
などという弱い気持ちがいけないんだと。
改めて、悟りました。
だからやっぱり、病院には行きたくありません。
このペースですと、
次回病院へ行くのは2044年頃です。

イワモケ

2008-09-18

Keiko(その2)

もう2度と観られないと、あきらめていたら。
唐突に、DVDが発売されました。
日本映画専門チャンネルでも放映され、
わたしは久々にこれを観直して。
DVDまで買ってしまいました。
9月22日の26時~、
日本映画専門チャンネルで再放送されます。
見逃した方は、どうぞこちらで。
DVD付属の解説書によると、クロード・ガニオン監督は。
1970年に来日。
京都を中心に8年、日本の伝統を16ミリで追い続け。
29歳で長編第1作となる、「Keiko」を撮られたそうです。
エンド・クレジットを確認すると、撮影現場のスタッフ総数は。
制作(1名)監督(1名)撮影&照明(2名)、
録音(1名)記録(1名)美術(1名)の計7名です。
撮影と照明は兼任されていて、
助手を入れたのは照明助手に1名だけです。
理想的なローバジェット・スタッフィングです。
それと音楽。
作曲と演奏は深町純さんという方で、
以前は洗足学園音楽大学で教授をなさっていたようです。
この音楽がなんとも、いいカンジです。
改めて観直してみて、
その独特な映画展開を音楽が随分と助けていることを。
再認識、致しました。

イワモケ